【調査概要】
〜大学生の携帯メール利用実態調査〜『携帯メールへの意識』〔2011年度版 中間報告〕

従来、「電子メール」と言えば、パソコンを利用した「電子的な“お手紙”」という認識があった「はず」だ。
よって、いかに電子的な媒体であれ、そこには「お手紙」の時代と何ら変わる事のない、同様のルールと作法が存在していた「はず」であった。しかしながら、近年、大学生を中心とした若者層の多くによってやり取りされる電子メールの「作法」には目を覆いたくなるようなものも少なくない。
それに加えて、若者層を中心とした文章能力の低下と読解能力の劣化を嘆く声も聞かれる。
その象徴として電子的とはいえ、「お手紙」であるはずのメールに見られる非言語化された記号としての「日本語」がある。
しかしながら、それは単に「最近の若者は文章を書くのがヘタだ」という次元の事象なのだろうか?
本調査プロジェクトは、大学生による電子メールの「携帯/ケータイ化」という現実から、その価値観と意識の実態を明らかにすることを目的とする。
調査結果を通して、若者層の文章能力の劣化現象の中心には「携帯/ケータイ」による「メール作成=文章作成」の文化の作用・影響をかいま見ることができるかもしれない。(2011.8.1)


【 アンケート方法】
都内中堅大学(文系・理系学生混在)の大学生を対象に、アンケート/質問用紙を配布(あるいはメールによるアンケート用紙の送付と回収)により実施し、複数回答や曖昧回答・不安定回答を極力出さない「確実性の高い」アンケート収集を行った。
【対象者】総数:614人(第一期)有効回答数401人[大学1年生〜大学院生]、(第二期)有効回答数213人[大学1年生〜大学院生]
【実施期間】(第一期)2011年7月16〜7月31日、(第二期)2011年8月15〜9月15日
※現在、第三期調査の準備・推進中。
【実施者】東洋大学 総合情報学部/大学院情報システム専攻 藤本研究室
【担当者】藤田光治(東洋大学 大学院博士前期課程1年)、藤本貴之(東洋大学 准教授)

【連絡先】調査・分析に関する詳しいお問い合わせは、東洋大学 藤本研究室まで。
(住所)〒350-8585 埼玉県川越市鯨井2100 総合情報学部 藤本研究室
(電話)049-239-1300(代表)
(メール)


【性別の内訳(総数:614人)】
男性
女性
その他
390人(63.52%)
224人(36.48%)
0人(0%)


【年齢の内訳(総数:614人)】
18歳
19歳
20歳
21歳
22歳以上
97人(15.80%)
165人(26.87%)
144人(23.45%)
86人(14.17%)
121人(19.71%)





【一日で利用するメールの機器別比率(614人の比率平均)】
携帯電話でのメール
パソコンでのメール
87.40%
12.60%


【一日に送信する平均メール数の機器別比率(総数:614人)】
携帯電話でのメール
パソコンでのメール
14通(82.35%)
3通(17.65%)


【携帯メールで返信やリアクションが来ないとどう感じるか(総数:614人)】
心配・不安・気になる
心配・不安・気にならない
その他
316人(51.47%)
258(42.02%)
40人(6.51%)


【携帯メールの返信について相手に望むこと(総数:614人)】
ちゃんとした文章で返信が欲しい
とりあえず「了解」でも良いので,リアクションがあれば安心
その他
60人(9.77%)
512人(83.39%)
42人(6.84%)







【自分自身が受け取った携帯メールへの返信頻度について(総数:614人)】
ほとんどしない
あまりしない
必要に応じてする
ある程度する
絶対する
19人(3.09%)
51人(8.31%)
258人(42.02%)
205人(33.39%)
81人(13.19%)
携帯メールへの返信を「ほとんどしない・あまりしない」と回答した70名を対象にした質問 【携帯メールへの返信をしない理由(総数:70人)】
めんどくさい
しなくても問題ない
携帯でメールを書きたくない
忙しい(書いている時間がない)
その他
38人(54.29%)
15人(21.43%)
2人(2.86%)
6人(8.57%)
9人(12.86%)

携帯メールへの返信を「ほとんどしない・あまりしない」と回答した70名を対象にした質問 【どうすれば返信やリアクションをするようになるか(総数:70人)】
返信の作業が楽(ボタン一つで返信できる,など)
「了解」など短いメッセージでも許容される
どんな形でも返信を増やすつもりはない
その他
10人(14.29%)
31人(44.29%)
17人(24.29%)
12人(17.14%)


【相手から自分への携帯メールのリアクションの必要性について(総数:614人)】
絶対欲しい
ある程度欲しい
必要に応じて欲しい
あまりいらない
いらない
69人(11.24%)
211人(34.36%)
311人(50.65%)
14人(2.28%)
9人(1.47%)







【あなたが携帯メールで「絵文字」を使う頻度について(総数:614人)】
非常によく使う
よく使う
使う
あまり使わない
使わない
118人(19.22%)
155人(25.24%)
137人(22.31%)
124人(20.20%)
80人(13.03%)
携帯メールの「絵文字」を「非常によく使う・よく使う・使う」と回答した410名を対象にした質問 【携帯メールでの「絵文字」の利用に関する重要性の有無(総数:410人)】
非常に重要
重要
どちらともいえない
あまり重要ではない
重要ではない
54人(13.17%)
182人(44.39%)
131人(31.95%)
33人(8.05%)
10人(2.44%)


【あなたがパソコンでのメールで「絵文字」を使う頻度について(総数:614人)】
非常によく使う
よく使う
使う
あまり使わない
使わない
9人(1.47%)
16人(2.61%)
23人(3.75%)
83人(13.52%)
483人(78.66%)





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